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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行142

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行142

 月島がコーヒーカップを二つお盆にのせて、部屋に戻っても銀城は、思考の海を漂っていた。

 映画のオーディションだけあって‥‥自分で演じる役柄を選べるか‥‥‥。

 だったら‥‥俺は‥地球に降りて‥‥すべての地球人を支配するコトを選んだ異星人をやってみたい。

 母星と断絶した状態だったら、自分の家族や一族を気にする必要は無い。

 何時‥‥母星と連絡が付くか判らない‥‥。

 連絡が付くまで自分が生きていられるのかも‥‥‥。

 家族や友人や一族の元に帰れるかどうかも判らない‥‥‥。

 こんな世界に、行くコトになった元凶(最上位の異星人)の存在に従いたく無いって思う方が俺にはしっくりくる。

 だからって、宇宙船内で反乱を起こしても直ぐに鎮圧されるから‥‥‥。

 ろくに攻撃されることがない地球に降りる方が、絶対に面白い‥‥‥。

 大多数の人間にとって善なる存在でも‥‥俺には邪魔な存在にしかならないからな‥‥。

 月島は俺に付き合わされた異星人がぴったりだな‥‥‥。

 黒崎は‥みんなを守りたいってヤツだから‥‥最上位の異星人の代理戦士をやるだろう。

 あの滅却師は‥‥神官か‥魔法使いだろうから‥‥。

 演じる順番は違うはず‥‥よおーしなんとかなるはず‥‥。


 考え込んでいる銀城にこっそりと溜め息を吐き出して、月島はコーヒーカップを銀城の前と自分の席に置いた。

 そのコーヒーの香りで、銀城は思考の海から現実に戻ってきた。


 俺ってば‥‥また‥‥月島を無視して考えていたのか‥‥‥。

 コーヒーが置いてあるってコトは‥‥‥考え事を中断して話し合おうって合図みたいなモンだよなぁ‥‥‥。

 取り敢えず‥‥コーヒーの礼でも言っておくかぁ~‥‥‥。

 このままほったらかしにして‥‥怒らせたら‥変な記憶を挟み込まれそうだからな。


 と、言うところで今日はここまで。また、明日。

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テーマ : 二次創作
ジャンル : サブカル

小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行141

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行141


 月島との会話の最中に、また銀城は思考の海にはまってしまう。


 黒崎に接触する前に、サクッと斬ってしまった滅却師は‥‥‥。

 俺達を絶対に恨んでいるから‥‥何をやっても無駄だからなぁ‥‥‥。

 警戒し、構えているだろうから、月島の完現術も使いづらい。

 でも、黒崎の大切にしている双子に‥‥酷いことはしないだろう。

 そこに付け込む余地がある筈だ‥‥‥。

 まぁ‥今回が駄目だったとしても‥‥‥。

 黒崎は‥退院したなら‥学校に行くコトになるんだから‥‥‥。

 茶渡や井上に、黒崎に接触させれば何とかなるだろう。

 こっちのフィールドに連れ込みさえすれば‥‥‥。

 

 銀城がまた考え込んでいるので、月島はオーディションの説明を改めて読み直す。


 ‥ん‥‥最終オーディションに合格した人間を推薦した者は、その人間と無条件で旅行に行けるか‥‥なんか‥がんばりたくなるねぇ。

 もっとも、それは親族に限るって書いてあるけど‥‥‥。

 親族かどうかなんて‥‥個人情報保護法のセイで‥自己申告だけだろうから‥‥。

 僕や銀城が一緒に行ってもイイってコトになるなぁ‥‥‥。

 あの滅却師が落ちて‥‥黒崎がオーディションの最終審査を通過して‥‥‥僕や銀城も通過するとイイんだけど。

 それなら、旅行の間に接触して挟み込むコトも出来るんだけど‥‥‥。

 そんなに簡単に物事が進んだら誰も苦労しないよねぇ‥‥‥。

 さてと、希望と妄想に別れを告げて‥‥銀城にどんな計画を立てているか‥‥ちょっと聞いてみようかな‥‥。

 その前に一息入れる為に‥コーヒーでも煎れようかな。


 軽く頭を振って意識を切り替えた月島は、コーヒーを煎れに行く為に、ノートパソコンを閉じて静かに立ち上がる。


 と、いうところで、今日はここまで。また、明日。

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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行140

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行140
 銀城 月島


 月島にノートパソコンを向けられた銀城は、映画のホームページを覗き込む。

「どれ‥‥あの双子が、何を求めて俺達を推薦したか‥‥確認するかぁ~‥‥」

 そこに掲示された賞品の内容(映像付き)を読んで、銀城は苦笑する。


 くっくくくく‥‥‥今時‥‥レトロな寝台列車かぁ~‥‥‥。

 んでもって、食べ歩きを楽しんだら‥‥帰りは‥‥‥。

 飛行機か‥列車(新幹線込み)か‥豪華客船を選べるのも面白いな‥‥‥。

 やっぱり‥俺だったら、非合法なカジノじゃない‥‥本物のカジノも楽しめる、豪華客船を選ぶなぁ~‥‥‥楽しそうだし‥‥‥。

 勿論、女子供でも、寝台列車や豪華客船は嬉しいだろう‥‥‥。

 ふっ‥‥‥俺達が売られても仕様が無いかぁ‥‥‥。

 見る限り、映画のオーティションに怪しいところは無さそうだな‥‥‥。


 ホームページを真剣に見ながら、内容を把握したことによって苦笑している銀城に、月島は話し掛ける。

「どうかな?‥‥あの滅却師が何かを企んで、遊子や夏梨に何らかの指示をして‥僕達を、この映画オーディションに引っ張り出したとは‥‥流石に思えなかったんだけど‥‥‥」

 内容を読んだ限り、怪しい部分が無い、正規の映画オーディションであることが判るので、銀城も月島の言葉に頷く。

「ああ‥‥俺もそう思う‥‥でも‥あの滅却師だったら‥‥‥俺達に含むちころが‥絶対にあるから‥‥」

 父・竜弦に頼まれたことに便乗して、正規の映画オーディションに潜り込んだついでに、銀城達を突っ込んだだけなので、不審なところが浮かび上がったりしなかったのだ。

 全て、正規であるが故に、銀城達は雨竜の罠を見抜けなかったのだった。

「退院祝いは無理かな?‥‥‥滅却師が一緒だと‥‥‥」

「取り敢えず、あの双子には急用が入ったって言って、デッケー花束だけ送っとけばいいさ‥‥‥黒崎が嫌がるように‥‥‥」

「うん‥そうだね‥‥‥それじゃ‥豪奢な花束を‥‥‥」


 と、いうところで、今日はここまで。また、明日。

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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行139

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行139
 銀城 月島


 月島は、遊子と夏梨が応募したオーディション内容を黙々と確認していた。

 

 えぇーと‥‥‥映画のタイトルが『遥かなる時空の彼方に‥‥時空の旅人達』だったよなぁ‥‥‥ホームページ‥‥‥と‥‥ああ‥これか。

 う~んと‥ああこっちにオーティション関係が出てるな‥‥‥。

 ああ‥‥‥一次審査通過の欄に‥‥‥確かに、僕達の名前がある。

 黒崎とあの滅却師‥‥‥親しいクラスメイトってことで茶渡君が入ってるね。

 あと、水色君に啓吾君の名前もある‥‥‥。

 あははは‥‥もう一度みなおしても‥‥‥僕と銀城の名前がある。

 うふふふ‥‥‥本当にあの双子は思い付く人間を推薦しまくったんだなぁ~‥‥‥。

 そんなに豪華北海道食べ歩き旅行は‥‥‥‥。

 このご時勢に飛行機でも新幹線でもなく‥‥‥寝台列車かい‥‥‥。

 これは‥‥確かに‥僕でも行ってみたいなぁ‥‥‥。

 ふぅ~ん‥‥推薦した人数と一次審査が通過した人数は‥‥‥。

 遊子&夏梨‥‥の二人組が一番多い‥‥と確かに書かれている‥‥。

 あの滅却師が‥‥オーディションに、目的は不明だけど‥‥僕達が出るように仕向けたかもって‥‥疑ったりしたけど‥‥‥。

 これを見ると確かに、この賞品?を求めて僕達を出したって理解出来る。

 黒崎と滅却師と茶渡君だけじゃ人数が足りないから‥‥‥。

 ざっと調べたから‥‥銀城に声を掛けよう。


 ノートパソコンから顔を上げた月島は、思考の海に沈んでいる銀城に話し掛ける。

「銀城‥‥ホームページを見つけたから、一緒に確認しないか?」

 月島に呼びかけられた銀城ははっとして顔を上げる。

「ああ‥‥見付かったのか‥‥考え事していたんで‥お前が戻ったことにも気が付かなかった‥‥すまない」

「いや‥‥構わないよ‥‥彼女達が‥何で僕達まで推薦したか‥‥これを見れば銀城でも納得すると思うよ」


 と、いうところで今日はここまで。また、明日。

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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行138

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行138
 銀城 月島


 月島と銀城は、電話を切った後に、お互いに顔を見合わせて盛大に溜め息を吐き出した。

 が、銀城自身は月島と違って、直接、遊子や夏梨と喋っていなかった分、精神的なダメージが少ない為、立ち直りが早かった。

「月島‥‥取り敢えず‥映画のホームページとやらを見てみようぜ。あの双子の説明は、原作ファンで内容が偏っている可能性があるからな。思い込みもあるだろうし‥‥‥オーディションの募集内容を、もう少し詳しく知りたい」

 銀城に話し掛けられた月島は、ソファーから立ち上がりながら言う。

「ああ‥‥そうだね‥‥タイトルが『遥かなる時空の彼方に‥‥時空の旅人達』だったよね‥遊子や夏梨の言った通りの内容か確認しないとね。それじゃ‥僕のノートパソコンを持ってくるよ」

「ああ」

 自室に置いてあるパソコンを取りに月島が部屋を出て行くのを、銀城は見かけ以上に憂鬱な気分で見送った。

 そして、月島が戻って来るまでの間‥‥銀城は思考の海に潜るのだった。

 一護から完現術者を奪う為にどうすれば良いかを考える。


 映画のオーディションか‥‥‥それに行く以外‥‥黒崎に会えないなら仕方が無ぇ。

 どーせ‥通り一遍のセリフを言ってお茶濁しをするぐらいだろう。

 順番を待つ間に、黒崎に接触出来るだろうしな‥‥。

 あの滅却師と黒崎が、同時にオーディションに出るってコトはねぇ~だろうし‥‥‥。

 黒埼が、滅却師と離れて‥‥一人になった時が‥チャンスだ‥‥‥。

 素早く‥接触して、記憶喪失がどの程度なのか確認すればイイ。

 マジで‥‥記憶喪失が酷い状態なら‥‥‥‥。

 月島に、黒崎の完現術を修行した記憶を挟み込ませて‥‥無理やりでも、思い出させればイイか。

 一度は完現術を習得してるんだ、ソレで充分黒崎からその力を盗れる筈だ。

 その為にも、あの双子達と行動を一緒にした方が‥‥黒崎に疑われなくていいだろう。


 ノートパソコンを自室から持って来た月島は、思考の海に沈む銀城に、敢えて声は掛けず、映画のホームページを見ながら、意識が浮上するのを待つことにした。


 と、いうところで、今日はここまで。また、明日。

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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行137

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行137
 月島 遊子 夏梨


 月島からの質問に、夏梨が舌をペロッと出して答える。

「えへへ‥‥この映画のオーディションに推薦するとぉ‥‥一次審査を通ると、豪華北海道食べ歩き旅行が当たるチャンスがあるんだ。勿論、通った人数によって行ける人数が変わるんだよぉ~‥‥でも、絶対に当たる気がするもん‥‥ねっ遊子」

 夏梨に話しを振られた遊子は、嬉しそうにクスクス笑いながら言う。

「うん‥‥だって‥あたし達が推薦した人数も‥‥一次審査を通過した人数も一番多いって、映画のホームページで確認出来てたからねぇ~‥絶対に、みんなで旅行に行けると思ってるもんねぇ~‥くすくす‥‥秀ちゃん‥‥我が儘言ってゴメンなさい」

 夏梨と遊子の答えに、月島は苦笑した。


 なるほど、家族旅行ねぇ~‥‥そっちが大きいような気がするな‥‥。

 ここは、笑って‥‥優しいお兄ちゃんを演じるべきなんだろう‥たぶん。

 いや‥‥少し突っ込んでおこうか‥‥。


「へぇ~‥‥随分と豪勢なオマケの賞品が付いてたんだねぇ‥‥それじゃ‥僕達は、北海道旅行の為に‥‥売られたのかな?くすくす‥‥お土産は期待出来るかな?」

 月島の問い掛けに、少し含みがある言い方で遊子が答える。

「もしかしたら‥‥一緒に行けるかもしれないけどぉ~‥‥」

 月島は、首を傾げるが敢えて質問はしなかった。

「‥‥‥ん?‥」

 月島の疑問という雰囲気を感じた夏梨がサラリと言う。

「うーんとぉ‥‥映画のホームページを見てね」

 夏梨の言葉に、月島は映画のホームページで確認すればイイと思ったので頷く。

「判った‥‥ホームページをみてみるよ‥‥」

 欲しかった答えを引き出せたので、夏梨は月島に電話を切る挨拶をする。

「じゃ‥‥そういうことでぇ‥‥おやすみなさぁ~い」

 それに月島も応じて電話を切るのだった。

「ああ‥‥おやすみ」

 電話を切った遊子と夏梨は、にこにこ笑っていたのは確かなことだった。


 と、いうところで、今日はここまで。また、明日。

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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行136

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行136
 月島 夏梨 遊子


 月島は、可愛い妹達?におねだりされた親戚のお兄さんとして、突然降って湧いた映画のオーディションに出ることを了承してみせる。

「クスクス‥‥‥なんて言っても、遊子ちゃんと夏梨ちゃんが推薦してくれたんだから‥‥いいよ‥‥それに子供向けでも、アクション系でも、恋愛モノでも無いから‥‥原作が意外とおもしろそうだから‥‥‥」

 一護の次に大好きな月島から、了承を得た夏梨は嬉しそうに言う。

「やったー‥‥これでオーディションが、堂々と見れる」

 夏梨に続いて、遊子も嬉しそうに言う。

「だよねぇ‥‥公開オーディションっていっても‥‥全部が放送されるわけじゃ無いからねぇ‥‥二次審査って、一日がかりだって話しだしぃ‥‥‥すっごく、楽しみだよねぇ」

 推薦した人間がオーディションに出ると、その人数に応じて豪華北海道食べ歩き旅行の人数が決まるので、夏梨はにっこり笑って言う。

「一兄ぃとうーちゃん達も出るから‥‥アタシ達が推薦した人は、全員オーディションに出てくれるね‥‥よかったぁ‥‥‥」

 遊子も、家族全員が旅行に行けると思ったので嬉しそうに答える。

「楽しみだよねぇ~‥‥じゃ‥お弁当いっぱい作って、みんなの応援に行くからね」

 夏梨と遊子が、自分をポイッと捨てて楽しそうにオーディションの会話をするのを聞いた月島は首を傾げる。


 う~ん‥‥‥何か‥‥どこか‥‥変な感じがする。

 でも、僕達に害意がある筈は無い。

 二人にとって、僕は大好きなお兄ちゃんなんだから‥‥そう挿んだ‥。

 でも‥なんか妙な違和感が‥ここは‥‥追求してみるか‥‥‥。

 まさか‥‥あの‥滅却師に命令されているとは‥‥‥思えないけど‥‥‥。


 オーディションに推薦した理由が、一護や月島の戦士や神官姿を見てみたいという目的の他にも何か別のモノを感じて月島は質問する。

「僕達を推薦したのは‥‥何か別に理由が有るのかい?」


 と、いうところで、今日はここまで。また、明日。

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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行135

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行135
 月島 遊子 夏梨

 夏梨に負けじと、完全に希望的主観の入った見解を遊子は主張する。

「アタシは、絶対者の異星人は竜の化身って思ってるんだぁ~‥‥‥だからぁ、全体としてはファンタジーって感じだね」

 原作から外れた遊子の主張に、月島は敢えて否定の言葉を口にしないで、本来の原作設定の情報を聞き出そうとする。

「えーとぉ~‥‥星間航行している宇宙船って、どんなモノかな?」

 月島からの質問に、夏梨が聞いてぇー的な雰囲気で答える。

「生体プラス機械部分って感じなんだよ」

 言葉の足りない夏梨に、月島は聞き返す。

「生体?」

 そこに遊子が横合いから説明を付け加える。

「うん‥えぇーとぉ‥クマムシだっけ?‥‥それに似てるかな?‥宇宙空間でも生きられる昆虫っぽい感じの生き物でぇ‥‥コントロール部分が機械って感じかな?」

 遊子の説明に、うんうんと頷き、夏梨が続ける。

「だからぁ‥‥エンジン部分も生体と機械なんだぁ‥‥生体部分は時間が経てば治るけどぉ‥‥機械部分は、材料と設備と技術者が居ないと修理不可能だから‥‥‥」

 やっと二人の説明から、宇宙船の全体像が見えてきた月島は、確認の意味を込めて聞く。

「ふむ‥‥だから‥地球人に啓示を与えて色々するわけだ‥‥暇つぶしと地球の科学技術を上げて修理する為かな?」

 月島の問い掛けに、夏梨が首を傾げつつ答える。

「まぁ‥‥そんな感じかな?‥‥‥種族によって、持っている寿命がとんでもなく違うし、科学力もそれぞれみたいだから‥‥‥」

「なるほど‥‥‥それで、僕は神官で、空吾は神官戦士で‥『遥かなる時空の彼方に‥‥時空の旅人達』って映画のオーディションに応募したんだね‥‥‥」

 そう聞きながら、月島は銀城に視線でどうする?と尋ねる。

 それに対して、許容範囲と判断した銀城は頷くことでOKを出す。

 が、そんな遣り取りが見えている訳ではない夏梨が、ちょっと不安げに聞く。

「どうかなぁ‥‥秀ちゃん‥‥オーディションに出てくれる?」


 と、いうところで、今日はここまで。また、明日。

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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行134

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行134
 月島 遊子 夏梨


 月島の突っ込みに、なんであれ町医者の娘である遊子は、現代医学の常識を知りつつも、原作ファンらしく、そんなこと気にせず言う。

「それが出来ない設定なんだよぉ」

 遊子の断定的否定に、月島は首を傾げる。

「出来ない?」

 疑問符付きの言葉に、夏梨がその何故に答える。

「性別を決める遺伝子の中に入っているから‥‥下手に弄ると生殖能力が失われるって設定なんだよ‥‥その他に‥‥幾つかの遺伝子異常が発生し始めているの」

 やっと原作の設定の一部を聞けた月島は、もう少し詳しい情報を得ようと、更に突っ込んで聞く。

「遺伝子の病気を持っているなら、種族としてかなり減ってしまうんじゃないかい?」

 月島の突っ込みに、遊子は夏梨に視線を投げ、夏梨が更に答える。

「うん‥でも、発症するまでに時間が掛かるしぃ~‥‥寿命がものすごぉ~く長い設定だから‥‥人口の維持はされているんだ」

 遊子は夏梨の言葉の後を続ける。

「他の異星人より科学力もあるしぃ~‥種族自体が、超能力を有しているから、他の異星人の上に絶対者として君臨しているのぉ‥‥‥」

 大まかな?原作設定をなんとか二人から聞き出しながら、月島は眉を寄せつつ言う。

「絶対者?‥‥だったら‥かなりの圧政を行っていたのかい?」

 偏見の入った月島の言葉に、夏梨がケロケロと笑いながら答える。

「ううん‥‥他の異星人同士が争ったりしたら‥‥その内容を精査して裁く存在って感じでぇ‥‥君臨すれども統治せずに近いかなぁ~‥‥‥」

 遊子も同じ感想だと、追従して言う。

「そうそう‥‥野心の有る異星人には煙たがれてるけどぉ‥‥平和を好む異星人には慕われている存在かなぁ」

 もっと原作を知ってとばかりにに、夏梨が更に続けて設定内容を話す。

「彼等の長い寿命は憧れって感じでぇ~恋愛による婚姻でその遺伝子を手に入れている種族もいるんだぁ~長い寿命は優性遺伝らしいんだよぉ‥‥でも、本来の寿命の半分も無いんだけどね」

 と、言うところで、今日はここまで。また、明日。

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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行133

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行133
 月島 遊子 夏梨

 

 夏梨がそう言えば、遊子も自分の好みと主観でオーディションの原作説明をする。

「それでぇ‥‥正義って感じの異星人とぉ‥敵対する異星人がいてねぇ‥‥その異星人も啓示を与えてぇ‥‥取引をするって感じだから‥‥悪魔?のイメージかなぁ」

 遊子の説明に夏梨は少しだけ情報を付け足す。

「悪魔?異星人と取引して超人的な力を持つ戦士もいるしぃ~‥彼等は世界征服?を目指すって感じなんだよねぇ~‥‥‥」

 言外に、ありがち設定だよねぇ~‥と含ませて言う双子に、電話で受け答えをする月島は目眩を感じていた。

 が、そんなことお構いなしで、遊子と夏梨の話しは続く。

「うんうん‥‥神様VS悪魔って感じもあるよね」

「異星人の啓示を受けた戦士達と魔法使い達と神官達が、覇権を争うって物語りかな?」

「その合間に、事故って母星に帰れなくなった異星人の物語りが混じってるから‥‥‥そっちは、SFって感じのお話しが多いよぉ」

「う~んとぉ~‥‥‥過去と現在と未来が入り混じった感じなんだけどぉ~未来に向かっていくお話しかな?」

 遊子と夏梨の原作小説のファンだから、内容の色々と面白いところを説明したいという思いは伝わる。

 が、内容説明としてはかなぁ~り微妙な二人の説明に、焦れた月島は突っ込みを入れることにした。

「ふぅ~ん‥‥色々と凝った内容なんだね‥‥‥異星人は何故‥地球に来たのかな?‥‥征服に来たってこと?」

 月島からの質問に、夏梨がケロッと答える。

「ううん‥‥違うよ‥‥‥異星人の一番上の種族は、遺伝子に問題が発生してぇ~それを解消する為に地球に来たんだ」

 夏梨の説明に首を傾げた月島は、もう少し突っ込んで聞いてみる。

「星間航行出来るんだったら‥‥遺伝子なんて弄りたい放題でしょう‥‥‥今の僕達だって、ゲノムの読み取り合戦をしているんだし‥‥‥幹細胞を創り出して色々と弄り始めているんだから‥‥‥」


 と、いうところで、今日はここまで。また、明日。

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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行132

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行132
 月島 遊子 夏梨


 唐突な映画オーディションの話しに対する、月島のもっともな質問に、遊子はちょっと首を傾げてから、原作の説明を始める。

「えーとぉ~‥‥原作は、ラノベの『遥かなる時空の彼方に‥‥時空の旅人達』っていうのでぇ‥‥あたしも夏梨も読んでいるけどぉ‥‥現在進行で連載中なのぉ‥‥それでぇ~映画のタイトルも一緒なのぉ‥‥‥」

 遊子の親切なんだけど、肝心のオーディションの参考には全然ならない説明に、夏梨が苦笑して合いの手を入れる。

「オーディションで募集している役は、大雑把に言うと‥地球人と数種類?の異星人達って感じかなぁ‥‥主人公は、ほぼ決まってるって噂が流れているよ‥‥ねっ‥遊子」

 夏梨に話しを振られた遊子が、その映画のオーディションには、やらせ部分があることをさらっと説明する。

「うん‥‥原作者がファンだからって‥‥だから‥‥それ以外って感じだよねぇ~‥‥目立つ人気のあるキャラは、それなりの俳優達がやるらしいけどぉ‥‥‥」

 遊子の微妙な言い方に、夏梨は肩を竦めながら説明を続ける。

「映画作成に突っ込んだ資金回収の為に‥‥ある程度の保険は有りなんじゃないの‥‥まっ‥それはおいておいて‥‥アタシとしてはぁ~‥正義っぽい異星人の啓示を受ける神官役に、秀ちゃんって感じかなぁ?‥‥その神官に付き従う神官戦士に、くーちゃんって‥‥なんかイイと思う‥‥ねぇ~遊子」

 夏梨の説明に、月島はなんとなく原作の内容が見えて、夏梨と遊子に話し掛ける。

「そぉー‥‥それじゃ、原作は、ファンタジーとSFが合体したような話しなんだね」

 月島のもっと詳しい説明が欲しいんだけどぉ‥というニュアンスを、完璧に無視して原作のファンと言うだけに、遊子は感想に近いことしか言わない。

「そう‥ファンタジーって感じが良くってぇ‥‥それでね‥‥神官の衣装を着けて仰々しく話す秀ちゃんを見てみたいなぁ~って‥‥‥」

 真面目に説明しない遊子の代わりに、夏梨が自分の好みが入りまくりの説明をする。

「それでぇ~‥神官に指示された場所に行って‥‥超人的な力を授けられる戦士達に、一兄ぃとチャーちゃんって感じでぇ‥‥そのバックアップをする為に魔法を授けられる役にうーちゃんってイメージなんだよね」


 と、言うところで今日はここまで。また、明日。

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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行131

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 銀城 月島


 銀城の命令に、月島ははっとした顔をする。

『どうするんだい?』

 困惑を浮かべたままの月島に、銀城は一番建設的なことを言う。

『取り敢えず、どんな内容の映画か教えてもらえ』

 銀城の言っていることをいまいち理解出来ていない月島は、首を傾げる。

『‥‥‥?‥‥』

 自分の言葉が足りなかったと直ぐに気付き、銀城は月島に解かりやすいように言う。

『ベタ甘の恋愛モノやどうしようも無いギャグとか‥例えば、変○仮面みたいな色物とか‥リ○グみたいなホラーとかじゃないのかって‥‥質問してみろ。せっかく、黒崎と直接会える機会だからな。あまり選り好みできねぇー‥‥‥』

 首を傾げつつも、遊子に対応する月島は行動の確認をする。

『もし、銀城の言っている‥‥変な映画じゃなかったら?』

『オーディションに出るって言うんだ』

 銀城の言葉に、月島は大仰に驚いてみせる。

『えっえー‥‥銀城ってば‥‥何時も‥目立つなって言ってるくせに‥‥』

 映画のオーディションということで、あまり積極的になれない月島の言動に、銀城は嘆息して言う。

『オーディションに出るぐらいじゃ目立つ心配は無いから‥大丈夫だ‥‥それより、黒崎と接触する方を優先する』

 自分が何を言っても、計画を予定通り実行する為に、手段を選ばないと言う銀城の言葉に、月島はオーディションに出ることを諦める。

『判った』

 月島の駄々?をねじ伏せた銀城は、ダメ出しを許さないと言外に言う。

『んじゃ‥‥遊子に‥質問しろ‥‥そして‥内容的に大丈夫だったら‥出ると言え』

 銀城の気迫に、月島は肩を竦めて言う。

『リョーカイ』

 銀城との会話を切り上げた月島は、映画の説明を聞く為に、電話向こうの遊子に話し掛ける。

「オーディションの内容とか‥‥原作があるか‥‥教えてくれないかな」


 と、言うところで、今日はここまで。また、明日。

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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行130

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行130
 銀城 月島 遊子


 夏梨からバトンタッチされた遊子は、月島に事の顛末を説明することにした。

「えぇ~と‥‥私達が出した映画のオーディションの書類‥全員‥‥一次審査が通って‥‥今度の土曜日に、二次審査なの‥‥お兄ちゃんとうーちゃんは、面白そうだから出るって言ってくれたんだけどぉ~‥‥秀ちゃん達はダメかなぁ?」

「‥‥‥」

 唐突な、夏梨と遊子からのオーディションなどという突飛な話しに、月島は驚いて絶句してしまった。


 うぅ~ん‥‥‥接触したいと思っていた相手が‥‥やっと、病院という隔離された場所から世間に出て来ることになったかと思えば‥‥‥。

 余分な滅却師付きになっていた‥‥‥。

 あげくに、映画のオーディションって‥‥‥こんな時、どう反応しろって‥‥‥。

 彼女達には、信頼しているお兄さんという設定で挿し込んであるからなぁ‥‥‥。

 それに、あっちの滅却師の彼も、どうやら僕同様、記憶の挟み込みもどきが出来ることが銀城の機転で判ってるから‥‥‥。

 当然、僕達に対して、斬られた恨みもあるよねぇ‥‥‥。


 一護が滅却師である雨竜と一緒に、オーディションに出るという話しに、銀城と月島はかなり困惑する。

 特に自分の完現術に絶大な自信を持っていた月島は、手段の判らない方法で、自分同様に記憶を弄る雨竜の存在に、目眩を感じるほど困惑していた。

 突然の話しに、月島と同じように苦悩していても、経験豊富?年の功?で‥‥銀城は、今、遊子や夏梨と電話しているんだから‥‥‥と。

 意識を切り替えて、悩むコトも解析するコトも、その他諸々も全部後回しにして、会話に集中することにした。

 かろうじて、現実逃避のインナースペースに入り込むことを、踏みとどまった。

 そして、銀城は月島に指示を出す。

『月島‥‥悩むのは後にしろ』


 と、いうところで今日はここまで。また、明日。

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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行129

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行129
 月島 夏梨


 一護と雨竜から了承を貰った遊子と夏梨は、秀ちゃん達からもオーディション参加の了承を貰う為、一護の退院予定報告を口実に電話連絡をしたのだった。

 遊子と夏梨からの電話により、突然降って湧いたオーディションの話しに、銀城と月島は、かなり困惑していた。

 が、遊子も夏梨も、そんな銀城と月島の気持ちなど一切考慮したりしなかった。

 ただ、既にオーディションの書類を送って一次審査が通ったという記憶と、一護から退院の知らせと同時に、二次審査の参加承諾を得たコトを連絡した。

 勿論、自分達をこよなく可愛がってくれる秀ちゃんに、拒否は絶対に無いという認識のもと、一護からの承諾を伝える二人だった。

 とはいえ、少し後ろ暗いので、夏梨は月島相手に、一護の退院予定の話しを最初にするのだった。

 以下が、その時の遊子&夏梨と、月島と銀城の会話だった。


「秀ちゃん‥一兄ぃが‥明日‥退院するって、突然のメールが届いたんだよ」

 夏梨からの電話連絡に、待っていたコトだったので、月島は直ぐに食い付く。

「そう‥‥良かったねぇ‥‥じゃ‥大きなバラの花束を用意するよ」

 月島と銀城の思惑など知らない夏梨は、何の気なしに言葉を続ける。

「明日‥うーちゃんと一緒に家に顔を出すって‥‥」

 その夏梨の言葉に、それって、誰ですか?状態の月島は、問い返す。

「夏梨ちゃん‥‥うーちゃんって‥‥誰?」

 月島の質問に、夏梨はケロッと答える。

「空座総合病院の院長先生の息子さんでぇ~‥‥一兄ぃの親友の石田雨竜君のことをアタシ達はうーちゃんって呼んでるんだ。あれ‥知らなかったけ?」

 疑問符付きの夏梨の言葉に、月島は不自然にならない程度に言う。

「へぇ~そうなの‥‥‥知らなかったよ」

 そんな月島の気持ちなど考慮しない夏梨は、オーディションについて勝手に語りだす。

「それでね‥‥遊子がぁ‥‥『遥かなる時空の彼方に‥‥時空の旅人達』っていう映画のオーディションに、一兄ぃとうーちゃんとぉ~‥‥秀ちゃん達を推薦で出していたんだ‥‥はい‥代わって‥説明して遊子」


 と、いうところで、今日はここまで。また、明日。

テーマ : 二次創作
ジャンル : サブカル

小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行128

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行128
 遊子 夏梨


 一護が雨竜とオーディションの話しをして安眠を貪っている、その頃。

 雨竜の依頼により、精霊達の力によって、遊子と夏梨はオーディションの書類を内緒で出したコトを、夢の中で思い出していた。

 そして、遊子と夏梨は、困った時にはとぉーっても頼りになるという、記憶の挿し込みによって、秀ちゃんに電話を入れようかどうかを、やはり夢の中で相談していた。

「遊子ぅー‥オーディションのコト、明日、一兄ぃと秀ちゃんに、何時連絡するか決めようよ」

 唐突に思い出した記憶に、遊子も夏梨の提案を呑み、素直に頷く。

「うん‥‥‥お兄ちゃんと、秀ちゃんに連絡しないとねぇ‥‥‥」

 歯切れの悪い遊子に、夏梨がぼやく。

「まさか、冗談半分で出したオーディションに、全員が合格ってなるなんてねぇ‥‥‥」

 そんな夏梨に頷きながら、遊子もついグチってしまう。

「ほんと、お兄ちゃんや秀ちゃんだけだったら、こんなに悩まなかったよねぇ‥‥‥まさか、チャーちゃんやうーちゃんまで受かってるなんて‥‥‥推薦人の懸賞の『北海道食い倒れ旅行』に、引っ掛かったのはマズかったねぇー‥‥‥」

 遊子の言葉に、夏梨は肩を竦める。

「うん、まさか秀ちゃんの親友の空ちゃんまで受かってるなんてねぇ‥‥‥っては思うけど、一兄ぃや秀ちゃん達が勢揃いで映画って面白そう」

「それは言える‥‥‥この際、泣き落としでも何でもして、ちゃんとオーディションに行ってもらわないとね。本当に推薦人の懸賞の『北海道食い倒れ旅行』が当たるかもしれないし‥‥‥」

 家計を預かる主婦と化している遊子の言葉に、夏梨は苦笑しつつ頷く。

「なんにしても、明日、一兄ぃと秀ちゃん連絡しないとね」

「まっ‥明日考えるってコトで、今日はもう寝ようか、夏梨ちゃん」

 遊子の結構決めたコトは実行するの性格を思い出し、夏梨は苦笑いを浮かべつつ頷く。

「じゃ、また明日‥‥って、ことでお休みぃー‥‥‥」

「うん、お休み、夏梨ちゃん」

 精霊達の力によって、二人は夢の中で一護と雨竜に事の顛末を連絡し、オーディションに出るという了承を得たと思い込んだのだった。


 と、いうところで、今日はここまで。また明日。

テーマ : 二次創作
ジャンル : サブカル

小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行127

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行127
 雨竜 一護


 一護の反応に気を良くした雨竜は、脚本設定を続けて説明していく。

「地球の人間達という脆弱な存在を守る為に、守護する存在を創り出して守ろうとする彼等と、地球に降りて自分達の支配下に置いて、好き勝手しようとしている彼等ってね」

 雨竜の説明に、壮大な物語りを感じて、一護は聞いてみる。

「なぁ~これって‥‥原作有りだよな」

 一護の問いに、一応雨竜もソコが気になったので、調べていた為にあっさりと答える。

「そうだよ」

 雨竜からの答えに、どうせなら、脚本よりも、本体をまんま読んでみたいと思った一護は、つい‥無自覚におねだりをする。

「だったら‥‥原作を読んでみたい‥‥」

 一護の言葉に、自分も原作に興味があった雨竜はあっさりと承諾する。

「判った、後で手に入れておくよ」

 雨竜からの快諾に、一護はにこにこと無意識の笑顔を浮かべる。

「うん‥‥‥楽しみ」

 嬉々とする一護を可愛いなぁ~と、腐った思考で見詰めながらも、口調だけはちょっと厳しめに言う。

「ただし‥‥原作にハマって‥全然演技が出来ないってのは無しだよ」

 雨竜のクギ刺しに、一護はケロケロと笑って言う。

「大丈夫だって‥‥雨竜だって‥原作を読んでみたいって思ってるんだろ?」

 同意を求める一護に、雨竜もあっさりと頷く。

「ああ‥‥ボクも興味あるね‥‥じゃ‥オーディションの為の練習は、明日からってコトにして‥今日は、もう休もうか?」

 交通事故に遭って、一部とはいえ記憶喪失にまでなってしまった一護の身を心配する雨竜は、出来るだけ休養を取らせようと配慮する。

 滅却師として覚醒させた分の負担も心配の原因になっていたりする。

 そんな雨竜の配慮に、一護は無意識なまま素直に応じる。

「そうだな」

 一護と雨竜は、オーディションの内容や演技について話し合い、お互いに納得して眠ることにしたのだった。

 
と、いうところで、今日はここまで。また、明日。

テーマ : 二次創作
ジャンル : サブカル

小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行126

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行126
 雨竜 一護


 一護は額をクリクリしながら、雨竜についぼやくように言う。

「どんだけ長い時が掛かるんだよ」

 憤りを通り越し、困惑を浮かべる一護に、雨竜はあっさりと言う。

「軽く一万年を超える設定さ」

 想定外の時間設定に、一護はポロッと言う。

「マジ?」

 現世の世間一般的な常識は通用しない設定であることをふまえ、雨竜は淡々と言う。

「だから、ボク等に合うと思うんだよね」

 言外に含まれるニュアンスに、一護は溜め息を吐きつつ言う。

「人より遥かに長い時を生きる存在って‥‥‥死神‥‥なるほどぉ‥‥」

 納得顔になった一護に、雨竜はニッと笑う。

「こんな設定の役なら、ボク達向きだと思うよ‥‥演技がしやすいだろうしね‥‥なんと言っても、総隊長なんて五千年は軽く生きているって人‥じゃなくて、死神や精霊が存在しているんだから」

 身近に存在する、べらぼうな能力を持つ長命種の存在を指摘され、一護は頷く。

「確かに‥‥ジジィや京楽隊長や浮竹隊長、卯ノ花隊長とかって、かなぁ~り長生きだし‥‥ルキアでさえ、俺達の十倍の時を生きているって聞いてるからなぁ‥‥‥」

 同意する一護に、雨竜は脚本設定と自分達が類似する点を上げていく。

「長い時を実際に生きている存在を知っているし‥‥現世の人間に影響を及ぼさないように色々と規制が有るコトも知っているから‥‥」

 雨竜の言葉に、一護もやりたくなぁ~いというごねを諦める。

「あぁ‥‥何とかなりそうだって思える」

 ようやく納得してきた一護に、雨竜は畳み掛ける。

「そうだろう‥‥それに‥反逆する?存在と‥取り敢えずボク等に随従する存在とか‥‥‥友好関係を保ったままでいる存在とか‥‥ねっ‥‥何となく、今のボク達の状況に似ているだろう」

 そう言われて、一護は脚本内容と、自分達という存在の相似点が異様な程多いことに納得する。

「あっ‥‥確かに似ている‥‥」


 と、いうところで、今日はここまで。また、明日。

テーマ : 二次創作
ジャンル : サブカル

小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行125

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行125
 雨竜 一護


 一人でも結構な量なのに、乗組員全員分だと‥‥‥無理‥‥‥。

 流石に、航行用の演算が出来なくなっちまったりして‥‥‥。

 それに、コンピューターを維持する為のエネルギーの問題もあるよなぁ‥‥‥。

 大体‥‥メインエンジンのエネルギーは、どの程度持つ設定なんだ?

 特殊なエネルギーキューブがあったとしても、かなり消費するだろうし‥‥‥。

 メインエンジンが、事故った時に、エネルギーの爆発とか流出とか有りそうだし。

 その時に、メインコンピューターも何か有ったら‥‥‥ダメじゃん。

 全員の記憶と人格を保存することは、理論上どうやっても無理だな。

 それにメインがダメなら、サブは余分なことに使えないから‥‥‥。

 俺の知識で考えて、一番エネルギーがかかんないのって‥‥‥コールドスリープだな。

 俺達の今の技術でも、なんかソレなら出来そうだからな。

 必要なエネルギーは、太陽光を変換して作る電気で充分だよなぁ‥‥‥たぶん。

 でも、星間航行する船の耐久年数って、どのくらいあるんだろう?

 ついでに、食料なんかは?‥‥‥船内のプラントで作るっても‥‥‥。

 ああーめんどくせー‥考えるとキリがねぇーな‥‥‥。


 一護は色々と設定を目まぐるしく考えてたが、だんだん面倒になって来たので、一番簡単な方法を口にする。

「でも‥‥コールドスリープって方法があるんじゃないか?」

 一生懸命考えている一護は可愛いなぁ‥と思いながら、雨竜はその考えを否定していく。

「冷凍冬眠して、持たせられる限度を超えているって設定なのさ」

 雨竜からの言葉に、一護は眉を寄せる。


 確か宇宙から飛来したかもなんて言われているクマムシ?だって、二~三百年は休眠出来るって言われているよなぁ~‥‥‥。

 だったら、高度に発達した科学文明を持つ異星人達なら‥‥数千年は持たせる技術が有ってもイイはずだよなぁ~‥‥。

 なのに、この映画の脚本は俺の知識と考えじゃ追いつかない設定なんだよなぁ。


 と、いうところで、今日はここまで。また、明日。

テーマ : 二次創作
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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行124

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行124
 雨竜 一護


 一護からの問いに、雨竜は肯定するように頷きながら説明を続ける。

「そう‥‥時空間がズレても連絡出来る通信機と航行エンジンを搭載した船だったのに‥‥メインエンジンと通信機の部分が修理不能になったのさ」

 その設定を聞いた一護は、率直な感想をつい漏らす。

「むげぇー‥‥‥でも、通常航行出来るサブエンジンは大丈夫だったんだよな‥‥‥じゃなきゃ地球に降りることすら危うくなるもんなぁ~‥無理やり通信機を修理するっても‥‥材料が無けりゃ無理だし‥‥なんか‥すっげー嫌な設定だよなぁ‥‥」

 心底嫌そうな表情でぼやく一護に、雨竜は苦笑する。


 そこまで感情移入しなくても‥‥‥でも、そこが一護の可愛いところだよね。

 直ぐに、その人の身になって、心配する‥‥‥。

 お陰で、一護には自覚無いかもしれないけど、利用しようとするモノが次々と現れるんだよね‥‥‥。

 あぁ‥‥‥なんか、また心配になってきちゃった‥‥‥。

 一護は本当に純粋だから、ボクが気を付けて見守るしかないんだよね。 


 腐りきった内心を隠し、雨竜はそ知らぬ顔で脚本に組まれている設定の説明を続ける。

「でも、最上位のボク達には長い時があるから‥‥どうってコトは無かった‥‥いくらでも救援を待てる‥‥でも‥銀城や秀ちゃんにふる役の種族には、そんな余裕は無い」

 雨竜から設定の説明を受けた一護は、腕を組んで考える。


 えぇーとぉー‥こういう設定だと‥‥コールドスリープが、一般的だよなぁ‥たぶん。

 いや‥それとも、コンピューターに記憶と人格を完全にコピーして時を稼ぐとか‥‥‥。

 ふむ、本人は、クローンを作れる受精卵状態で停止させて保存して‥‥‥。

 必要に応じて、記憶とかを流し込むとかだったらOKかなぁ‥‥‥。

 うぅ~ん‥‥でも、魂の存在を否定するような設定だからなぁ‥‥‥。

 元、死神‥いや、代行だけどさ‥‥俺としては、受け入れがたい設定だしなぁ‥‥‥。

 人間の記憶や人格の情報量って、べらぼうな量だった気が‥‥‥。


 と、いうところで、今日はここまで。また明日。

テーマ : 二次創作
ジャンル : サブカル

小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行123

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行123
 雨竜 一護


 一護の言葉に、雨竜は首を振って何故?に答える。

「母星に連絡も出来ない状態だから‥‥」

 そんな雨竜に、世間的な常識?だろうと思うことを、一護は首を傾げて言う。

「えっ‥だって、定時連絡が無ければ‥‥母星から捜索隊が出るはずだろ?」

 自衛隊などの勤務形態を想定して言う一護に、既にオーディションの配役や内容を読んでいた雨竜は、脚本の設定内容をサラリッと言う。

「彼等の母星との時空間が連動した状態ならね‥‥」

 雨竜の言葉に、一護はうりぃ~んと頭を振る。


 えぇーとぉ‥時間軸が違うってコトは、世界が違うってコトだろう。

 って、ことは‥‥完全にSF設定の映画かよ。

 かなりめんどくせー設定なんじゃないか?

 ‥‥‥そんな内容で映画作っても売れないんじゃねぇーの‥‥‥。

 せめて戦艦ヤ○トみたいに距離の問題にしておけば良かったのに‥‥。

 アー大変そう‥‥だから雨竜の親父さんは、俺達にそっちの役をやって欲しいって言ったんだな。

 それにしても、あの銀城達に恥かかせんのとぉーっても大変そうだなぁ‥‥‥。

 つっても、今‥そんな突っ込み入れると後が面倒そうだから言わねぇーけど‥‥。

 取り敢えずの疑問だけ言ってみっか‥‥脚本を読むってメンドクサイから‥‥。


 内心では、かなり怠け者でいい加減になっている一護は、おうむ返しに質問する。

「時空間が違うって‥‥‥」

 一護の言葉に頷き、脚本内容の説明を続ける。

「そう‥多重世界理論によって‥‥彼等の母星とは時間の流れが異なった世界に有るコトになってるんだ‥‥ボク達の地球は‥‥」

 その説明に、一護なりにSFの知識を総動員して聞く。

「時間の流れが違うって‥‥亜光速航行すると母星と時間がズレる浦島効果のアレに近い感じなのか?‥‥星間航行出来るってのに‥‥‥」


 
と、言うところで、今日はここまで。また明日。

テーマ : 二次創作
ジャンル : サブカル

小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行122

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行122
 雨竜 一護


 困惑と混乱で思考が停止寸前の一護は、自分で内容を考えることを放棄し、雨竜に説明の続きを言外にねだる。

「それで?」

 一方、雨竜は一護の精神状態と思考が手に取るように解かるので、きちんと順序だって説明が必要だと思いながら説明を続ける。

「ボク達は、最上位の異星人を予定している。コレは出番が少なめだよ」

 雨竜の発言に、一護が嬉しそうな表情で聞き返す。

「マジで?」

 そんな一護に、微苦笑を浮かべて頷きつつも、何でかを言う。

「うん、この役はちょっと難しいから、ボク達にやって欲しいって、竜弦に言われたんだよね。姿と年齢の合わない役だからね」

 一護は、本題の方を進める為に聞く。

「ふぅ~ん‥まっ俺達の役は後でまた聞くから‥‥‥んで、問題の銀城や秀ちゃんにふる予定の役は?」

 雨竜は先を急ぐ一護に、クスッと笑って続ける。

「彼等にふる役は、地球に降りるコトを選んだ、ボク達よりも遥かに下位の異星人だよ」

 一護は大量の?を浮かべる。

「何で地球に降りるんだ?」

 その表情から、内容を説明しながらの方が良いと判断した雨竜は、とりあえず、一護の何故?を端的に答える。

「星間航行していた船に重大な事故が発生したから‥‥」

 雨竜の説明に、一護は突っ込んで聞く。

「地球に降りなきゃ全員死ぬような大事故か?」

「いや‥‥生活するコト自体は全く大丈夫なんだ」

「じゃ‥どうして‥降りるんだ?」

「彼等の母星に戻れない状態になったから‥‥」

 雨竜の説明に、やはり大量の?を浮かべたまま聞く。

「戻れない状態なら、迎えに来てもらえばイイだろ?」


 と、言うところで、今日はここまで。また明日。

テーマ : 二次創作
ジャンル : サブカル

小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行121

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行121
 雨竜 一護


 てっきり現代モノで、アクションモノあたりだろうと思っていた一護は、雨竜にいきなり宇宙規模の話しをされ、ついつい色々考えながらオウム返ししてしまう。


 親父が好きなス○ーウォーズ?‥‥‥。

 それとも、ゲタゲタ笑って親父達が見ていたアレとか‥‥‥。

 銀城達を、実はトカゲ型異星人で地球人やゴ○ブリを美味しいエサと見ていた○ジター?役をふるとか‥‥‥。

 それとも、それなりにかっこ良かった戦艦ヤ○トの‥‥‥。 

 えぇーとぉ‥‥‥‥。


「異星人?」

 首を大きく傾げた一護を可愛いなどと思いつつ、雨竜は興味を煽るように話しを持って行くことにした。

「そう‥‥ただし、今一護が想像したような、ありきたりな地球を征服しに来たって類ではないよ」

 異星人モノと聞けば、大概において侵略モノなので、雨竜の話しぶりから、映画の展開がちょっと違うことを理解する。

 一護は雨竜の中の復讐の構想を理解しようと、内容を考えつつ聞く。

「へぇ~‥‥んじゃ‥銀城達にふる役どころの予定は‥‥‥」

 雨竜は一護の質問に、ニッと嗤って言う。

「その前に、まず、基本構成として、異星人は、星間航行のできる種族が三種類以上でてくる。その後に、地球人がでてくる」

 雨竜の説明に、一護は更に首を傾げる。


 異星人と地球人ってことは‥‥‥やっぱり、銀城達は悪の異星人とか?

 いやいや‥それじゃ‥‥ひねりが足りないよなぁ‥‥‥。

 でも、正義の異星人?ウルト○マンってこと?‥‥‥あわねぇ~よなぁ~‥‥‥。

 それとも、ガ○バーみたいに地球人を生体兵器として改造する役とか?

 あーなんか‥‥グルグルしてくるぜ。

 
と、いうところで、今日はここまで。また明日

テーマ : 二次創作
ジャンル : サブカル

小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行120

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行120
 雨竜 一護


 雨竜からの説明に、一護は興味津々という表情のまま感心する。

「へぇ‥‥精霊って、色々と出来るんだぁ~‥‥‥」

 そんな一護に、雨竜はオーディションに引っ張り出す出す為に、何をどうするかという説明を淡々とする。

「遊子ちゃんと夏梨ちゃんは、君や秀ちゃん達に黙って書類を出したことを思い出して、みんなに連絡する」

 雨竜は言外に記憶操作するコトを含ませるが、一護の意識はソコには向かなかった。

「その‥‥みんなの中に、俺達も入るってコトかぁ~‥‥‥」

 自分のコトで手一杯な一護に、更に追い討ちをかけ、雨竜は遊子や夏梨の記憶操作するというコトに対する追求をさせない。

「妹の我が儘に付き合うお兄ちゃんって感じで‥‥一番に君が了承するんだ」

 断定的な物言いに、反発する余裕も無い一護は、肩を落として言う。

「俺がOKだしたんだから‥‥秀ちゃんも出てねってかぁ‥‥‥はぁ~‥‥‥」

 諦めは付いても、気持ち的にはやっぱりオーティションなんて出たくないという表情の一護に、雨竜はこれは決定事項だよ、と肯定する。

「まっそういうコトだね」

 それでも諦めの悪い一護は、雨竜に確認する。

「パスは出来ないんだよなぁ~‥‥」

 一護の諦めの悪さに内心でクスクスと笑いながら、雨竜はにべも無く答える。

「出来ないね‥‥竜弦に無理を言ったんだから‥‥‥」

 決定事項はくつがえらないコトを確認し、一護は重い溜め息を吐きつつ、やっと自分が受けるオーディションの役柄に意識を向ける。

「はぁー‥‥‥んで、俺達は、どんな役のオーディションに出るんだぁ?」

 一護の意識がやっと本当の意味でオーディションに向いたので、雨竜は既に手に入れてある台本を出し、ソレを元に説明を始める。

「ボクは、ボク達が演じるなら、地球にあるモノを求めて、飛来した異星人の役が、イイと思ってるんだけど」

 説明の出だしから想定外の話しに、一護はきょとんという表現が似合う仕草で首をかしげた。

 と、いうところで、今日はここまで、また明日。

テーマ : 二次創作
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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行119

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行119
 雨竜 一護


 困ったコトに一護は、雨竜の提案したオーディションにどうやら真面目に、出る気は無かったらしい。

 その表情を見て雨竜は、一護にオーディションを受ける為に、人前に出る覚悟の無いことが判った。

 溜め息を一つ吐き出してから、雨竜は真剣な表情で一護に問い掛ける。

「勿論、彼等に復讐するコトをボクは止めるつもりは無いよ‥‥君はどうなんだい一護」

 雨竜の表情と言葉に、一護はうつむきながらブツブツと言う。

「だって‥‥本当に‥‥オーディションに出るなんて‥‥そんな‥‥恥ずかしいコト‥‥出来るかって‥‥つか‥‥あいつ等だけオーディションに出て恥をかいて欲しいしぃ」

 本音を漏らす一護に、雨竜はにべも無く言う。

「君と言う‥‥極上のエサで釣って‥‥あいつ等をオーディションに出るように仕向ける意外の方法は無いって理解っているだろう‥‥‥」

 雨竜の言葉に、表に出て来る可能性が極めて低い銀城&月島を、世間一般で言うところのおおやけの場に引き出すには相応の対価が必要だと理解していても、ついごねてしまう。

「えぇー‥‥マジでぇー‥‥‥」

 でたくなぁーい‥‥と、全身で表現する一護に、雨竜は嘆息しながらもキッパリと言う。

「いいかげん‥‥君も諦める‥‥ボクも出るんだから」

 結構、自分に雨竜が甘いことを自覚していた一護だったが、その言葉に、オーディションに出るコトは撤回されないとようやく理解した‥‥諦めたとも言う。

 頭をガシガシとかいて、決心した一護は質問する。

「判った‥‥出るよ‥‥んで、あいつ等をどうやって引っ掛けるんだ?」

 具体的な説明を求める一護に、雨竜は理解しやすい言葉で説明する。

「遊子ちゃんや夏梨ちゃんの口から、君と月島もとい秀ちゃん達の書類を出したから‥と言わせる予定だよ」

 ふ~ん‥と言う表情で、一護は首を傾げる。

「遊子達にかぁ~‥‥でも‥‥どうやって指示するんだ?」

 素朴な疑問という感じで聞く一護に、雨竜は簡単に言う。

「精霊に頼んで、オーディションの夢を見させる」


 と、いうところで、今日はここまで。また、明日。

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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行118

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行118
 雨竜 一護


 雨竜は一護の確認を含む質問に、一番高い確率の可能性でもって答える。

「たぶんね‥‥‥下手をすると、彼等にはONとOFFしか無いかも‥‥‥という不安があるから、ボクは‥‥‥」

 自分の見解を丁寧に説明してくれた雨竜に、一護も溜め息混じりに頷く。

「‥‥‥そうだな」

 自分の見解に同意をしてくれた一護に、雨竜は続けて言う。

「それに‥‥銀城は‥死神代行だったんだから‥‥‥死神達自身の手で、後始末させるのが正しい対処の仕方だと思うしね。滅却師であるボク達が、そこまで面倒を見る必要は無い。予定通りに浦原さんに‥‥‥」

 既に死神の力を失い、滅却師の能力に覚醒した一護は、死神(ルキアや恋次)にこだわりはあるものの、後始末は死神に任せた方がイイと納得する。

「確かに‥‥んじゃ、月島達は?」

 一護の質問に、雨竜はあっさりと言う。

「月島達も死神に丸投げしてイイと思うよ‥‥どっちにしろ‥‥彼等の能力で犯した犯罪を裁ける法律は、現世には存在しないんだから‥‥勿論‥ボク等の滅却師の力で成したコトもね」

 雨竜の言葉に、一護は小首を傾げながら、ぼやくように言う。

「結構、日本の法律ってザルなのかなぁ?」

 なんか理不尽な気がするというニュアンスで言う一護に、雨竜は首を振る。

「いや‥‥どこの国の法律もそうだと思うよ‥‥死神の能力も、ボク達の能力も、世間一般の分類上は、一種の超能力の範疇に入る事柄だからね‥‥‥その犯罪を誰もが見えないモノだから‥‥証明出来ないモノは裁けないよ」

 雨竜の説明に、一護は一番近い事柄に例えて言う。

「それって‥‥死体が無ければ、殺人は成立しないに近いよな」

 一護の例えに、雨竜は敢えて反論せず、同意する。

「そうとも言うね‥‥じゃ‥‥ボク達は予定通りに‥‥オーディションに参加しようね‥‥‥竜弦に言ってボク達と銀城達の書類審査は通してあるから」

「マジで?」


 と、言うところで、今日はここまで。また明日。

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ジャンル : サブカル

小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行117

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行117
 雨竜 一護


 一護は、その可能性を思い付き、雨竜に聞いてみる。

「だったら‥あいつ等の完現術を全部封じることだって出来るんじゃねぇーか?」

 雨竜は、何の関心も無いという口調で、淡々と言う。

「彼等の完現術を全て封じることに‥‥何の意味があるんだい?」

 一護は、銀城達に不覚をとったことで、てっきり雨竜が復讐に燃えていると思っていたので、その言葉にえぇっとぉーという表情で聞く。

「えっ‥お前を斬った銀城とか月島とか‥‥‥」

 一護の言いたいコトを瞬時に理解したが、精霊達をそういう風に使役するつもりなどカケラも無い雨竜は、サラリとその事実でもって答える。

「一護‥ボクは‥今回‥‥初めて‥精霊を呼び出す術を使ったんだ」

 雨竜の言葉に、一護はえっ?という表情で言う。

「そうなのか」

 一護の言葉に、雨竜は淡々と便利で万能な力など存在しないコトを言う。

「精霊の召還術は、滅却師の術の中でも難易度の高い術として‥‥‥それこそ、禁断に近いモノとして、古書の記録だけに存在していたモノなんだ‥‥‥だから、精霊をどういうふうに使えばいいかなんて‥‥説明はほとんど無い‥‥」

 行き当たりばったりだと言う雨竜に、一護はびっくり顔で言う。

「マジ?」

 完璧が好きな雨竜にとっては不本意であると言う意味を込めながら‥‥‥。

「正確に言うと‥‥ボクが呼び出してしまった上位に近い精霊達を使役する方法どころか‥‥その存在を呼び出せるなんて書いて無かったんだ」

 ようやく、雨竜が積極的に精霊を使役しない理由を認識し、一護は思わず本音で言う。

「それって‥‥危なくねぇー‥‥‥」

 そんな一護に、雨竜は細心の注意をはらっているコトを言う。

「ああ‥‥だから、かなり範囲を限定して、命令?をしているよ」

 一護はちょっと首を傾げ、一生懸命考えながら、疑問に思ったコトを聞く。

「んじゃ‥‥銀城達の完現術を封印してって言ったら‥‥‥茶渡や井上の完現術も封印してしまう可能性が高いんだな」


 と、言うところで、今日はここまで。また明日。

テーマ : 二次創作
ジャンル : サブカル

小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行116

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行116
 雨竜 一護


 納得できる雨竜の発言に、一護は笑って頷く。

「そう言えば‥‥雨竜‥お前って、ガッチガッチだもんなぁ~‥‥‥確かに、そういう意味で善悪を気にする必要はねぇーな」

 一護のガッチガッチな性格発言に、ちょっと‥‥と思った雨竜だが、敢えて言い返さずに話しを進めていく方を選択した。

「そう‥‥だから‥気にしないで欲しいな‥‥‥一護‥君の言っていた完現術は、精霊を使役?するコトに限りなく近いと思うけどね」

 雨竜の言葉に一護は小首を傾げる。

「そっかぁ~‥‥‥」

 ちょっと疑問を含んだような一護の言葉に、雨竜は言葉を続ける。

「万物に宿る魂に向かって‥命令するコトが基本なんだろう?完現術ってモノは」

 雨竜の突っ込み?に、一護はちょっと考えてから頷く。

「あっあぁー‥‥そう言うコトにもなるよなぁ‥‥‥そっか‥‥だから、滅却師の修行をお前は俺にさせたんだな」

 雨竜が滅却師としての修行を‥と、自分に言った意味を一護は本当の意味で理解した。

「そうだよ‥‥同じような体系の術なら‥‥戦う相手より上位な存在を使役?した方が、確実に有利だからね」

 何故に?‥‥という疑問を解いてくれた雨竜に、一護は納得する。

「俺の完現術を雨竜が封じて、あいつ等に奪われないようにすることが出来るって‥‥‥これをもとに言っていたんだぁ~‥‥‥」

 一護の感心に、自尊心を擽られた雨竜は、まんざらでもない仕草で、眼鏡の中央を指先で持ち上げる。

「まぁね‥‥」

 そんな雨竜を見ながら、一護はつい考えてしまう。


 いや、まてよ‥‥‥俺の完現術が封じられるなら‥‥‥。

 もしかしたら、あいつ等に、これ以上完現術を使わせないコトも出来るか?

 雨竜の方が能力が上なんだし‥‥‥。

 封じるコトが出来ねーか聞いてみっか?


 と、言うことで、今日はここまで。また明日。

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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行115

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行115
 雨竜 一護


 精霊という存在の性格?のいったんを、使役する?本人である雨竜の口から聞いた一護は、思わず本音が漏れる。

「マジ?」

 えぇーとぉー‥という表情で、次ぎの言葉を失っている一護に、雨竜は嘆息して理解しやすい言葉を選んで淡々と言う。

「一護‥‥自然災害は‥善人も悪人も‥幼子も老人も‥関係無く‥襲ってくるだろう」

 ものの例えにされた内容(自然災害)と、精霊の本質は一緒なんだよと言外に言う雨竜に、一護は首を傾げつつも頷く。

「ああ確かに‥‥って、まさか‥‥‥」

 そして、その内容に含まれる事実を認識し言葉を失う。

 そんな一護に、雨竜は更に精霊というモノがどういうモノかということの説明を続ける。

「そう‥彼等には‥善も悪も関係無い‥‥‥彼等にとって、美しいとか、面白いとか‥‥彼等を興じさせる行為であれば‥‥何でも‥イイんだよ」

 雨竜に告げられた精霊の本質に、一護は困惑顔で言う。

「それって‥‥なかり危ないって言わねぇ~か?」

 心配という文字を顔に大書きする一護に、雨竜はクスッと笑って言う。

「大丈夫だよ‥‥卍解並みの霊圧を、自在にコントロール出来る滅却師は、滅多に生まれない‥‥‥彼等は、ボクで約千年ぶりだって言ってたから‥‥‥」

 精霊というモノが存在し、使役できる?ことに不安を感じた一護は、雨竜を見詰めてその危険性を指摘しようとして口籠もる。

「でっ‥でも‥‥」

 雨竜は一護の心配を軽く一蹴する。

「一護‥‥卍解並みの力を行使出来る滅却師が、悪を成そうとしたら‥どっちにしろ止められる存在なんて‥‥極一部の死神だけだよ」

 斬って捨てるように言う雨竜に、一護も頷く。

「ああ確かに」

 雨竜は続けて言う。

「だから、滅却師は、正義にこだわるように教育される」


 と、いうところで、今日はここまで。また明日。

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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行114

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行114
 雨竜 一護


 自分を伺う一護に、雨竜はにっこりと笑いシャーシャーと言う。

「卍解した隊長並みの霊圧(霊子の量をコントロール出来る)を持ち‥‥相思相愛の相手が居るコト‥‥又は、自分の命よりも大切な愛する人が居るコトかな?」

 雨竜の言葉に、一護は首を傾げる。


 えっ‥‥それって、雨竜に恋愛している相手が居るってことか?誰なんだ?


 複雑な気持ちに、困惑の表情で一護は雨竜に問い掛ける。 

「愛する人が居るコトって?‥‥‥恋愛している必要が有るのか?」

 首を傾げる一護の愛らしさに、雨竜はクスクスと笑う。

「恋愛感情が無くてもイイんだ」

 雨竜の言葉に、まるでオウムかフクロウのように、一護は首をうにうにと大きく傾げる。

「‥‥‥?‥‥」

 一護の反応から、自分の説明が足らなかったと理解した雨竜は更に噛み砕いて言う。

「親子‥兄弟姉妹‥親友とか‥‥大切(失いたくない)な人の命を守る為に、人は己の命を掛けるだろ‥‥」

 雨竜の言葉に、その為に死神になり、全ての能力を失った一護は素直に頷く。

「ああ」

「それが、愛する人と精霊達は判断するんだ」

 ようやく、雨竜の言う『愛する人』の定義を理解した一護は、ポツリと言う。

「霊圧と愛する人ねぇ‥‥‥」

 そんな一護に、雨竜は重ねて言う。

「愛する者の為に‥‥成す、あらゆる行為は美しいと彼等は言う‥‥」

 雨竜の言葉の内容に、一護は眉を顰める。

「あのな‥‥‥そこに‥‥善と悪が‥‥気のせいか‥欠けているような気がするんだけどぉ‥‥俺の気の迷いか?」

 一護の言葉に、雨竜はクスクスと笑いながら断言する。

「彼等に人間で言うところの‥‥‥善と悪という意識は無い」


 と、いうところで、今日はここまで。また明日。

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小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行113

 小ネタシリーズ8
 完現術者と滅却師と死神代行113
 雨竜 一護

 ドキドキで今までの経緯を告白した雨竜は、内心の動揺を悟られるのがイヤで、何時もと変わりない素っ気無さで言う。

「そうかい」

 そんな雨竜の繊細な気持ちに気付くだけの余裕が無い一護は、もう別の方に意識が向いていた。

「ああ‥‥‥それよりも、どうやって、あいつ等に、俺の見舞いを諦めさせたんだぁ?」

 その質問に、そろそろ一護にも自分が使役?する精霊達のコトを教えておきたかった雨竜はあっさりと言う。

「彼等が、ボクに近付いたら、ボクの霊圧も気配も姿も‥‥全て‥精霊に隠してもらったんだ‥‥言葉で、君を心配している彼等に、見舞いに来ないでくれとは‥‥言いたくなかったから‥‥‥」

 雨竜なりの気遣いに、一護は頷いてから聞きなれない単語に首を傾げる。

「だよなぁ‥‥ところで‥‥精霊って?」

 予定通り一護に精霊という存在に興味を誘導した雨竜は、もったいぶらずに説明する。

「ボク達‥‥滅却師の祖先が‥‥偶然‥精霊と出会い‥なんの弾みか気に入られて、力を貸すという契約が成立したんだ」

 御伽噺に登場する精霊という存在が実在すると教えられた一護は、非日常を体験して来ただけにあっさりと納得する。

「へぇー」

 そんな存在を呼び出したコトに感心し、視線で話しの続きをねだる一護に、雨竜は淡々と話しを続ける。

「ただし、色々なものを用意しなきゃいけないし、呼び出す為の呪文を唱える能力も必要だけどね」

 興味深い話しに、どの程度自分に雨竜が教えてくれるか疑問に思いつつも、好奇心に負けて、つい本音で聞いてしまう。

「なぁ‥その‥どの程度の力が有れば‥精霊を呼び出せるんだ?」

 一護の質問に、雨竜はクスッと笑った。


 と、言うところで、今日はここまで、また明日。

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ブラック・ベリィ

Author:ブラック・ベリィ
ブラック・ベリィはラズ・ベリィ&デュー・ベリィの二人サークルです。メインは二次小説ですが、オリジナル小説も有ります。剣と魔法のファンタジーなども書く予定です。
現在はブリーチや黒子にハマッてます。

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