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小ネタシリーズ1 ひな祭り編4 BLEACH



ひな祭りは静かに終わらなかった4※3はDLブログにあります。

朽木邸にたどり着いた一護を待っていたのは、仁王立ちのルキアだった。
「遅いぞ。一護。それに、ルキアが帰る前に、さっさと現世に戻るなぞ‥‥」
「ゴメンな、ルキア。でも、俺、学生だから、勉強優先なんだ‥‥」
怒るルキアの隣りから、恋次が一護に声をかける。
「グチ‥‥じゃねぇー‥挨拶は、その辺にして、飲もうぜ一護」
現世の法律をまるっきり無視したセリフに、一護が溜め息を吐く。
「俺は、未成年だっつーの」
一護の生真面目さをクツクツと笑い、夜一がこともなげに言う。

「それは、現世の法律じゃろうて、ここでは何の意味もないものぞ」
一護を朽木邸の庭、モル段の前に引っ張って来れたことに満足して機嫌の良い夜一は、何時の間にか現れた砕蜂の差し出す杯を一気にあおる。
そんな夜一に、一護は首を振って言い募ろうとする。
「だからぁ‥‥」
一護が可哀想になった白哉は、その肩を軽く掴み首を振る。
「夜一に構うな一護。既に斗酒を飲んでおる」
えっ‥‥斗酒ぅ~‥‥‥それって‥‥‥。
「斗酒って‥‥確か一升の十倍だったはず‥‥」
まっいっか、死神なんだからってコトにしよう。
「どうじゃ一護、ワシのモル段は、可愛いじゃろ」
自慢げにそう言う夜一に、一護は改めてモル段を見上げる
確かに、夏梨は微妙だろが、遊子あたりなら喜ぶかも。
「まぁー確かに可愛いけどぉー‥‥どうやって訓練したら、あんなにおとなしく座ってるんだ?」
一護の質問に、ケロッとして答える。
「訓練なぞしておらんぞ」
「えっ?‥‥じゃ‥どうやって?‥‥もしかして、催眠術?」
「催眠術なぞ使っておらんぞ」
「そんじゃ、鬼道?縄道?」
「んにゃ違うぞ‥‥単に、仮死状態にしておるだけじゃ」
一護が夜一のセリフに首を傾げたので、砕蜂が口を開く。
「夜一さまの施す仮死状態とは‥‥‥」
が、実際を聞く気のない一護は、勝手に納得する。
「ああそう鬼道並みに特殊なのか、体温もほんのりあったし、生気も感じられて‥‥確かにすごいと思う」
「そう、夜一さまは‥‥」
「一護、夜一や砕蜂に構うな。酔っ払いはしつこいぞ」
白哉のセリフに、引き際を感じた一護は、素直に頷く。
「あっうんそうだな」
「こちらに席を移せ。ルキアや恋次の近くの方が安全だぞ」
「うん、そうする。ところで岩鷲や空鶴さんは?」
「今日は忙しいそうだ」
「えー詐欺ぃ」
「何を言う、ひな祭りは、まだまだ終わらないぞ」
「へっ」
「三月三日まで、良き日に集まって酒を酌み交わすものぞ」
ああ、そうか‥‥旧暦でやってるんだっけ‥‥‥って、それって何時まで?
「あのーもしもし‥‥それって‥‥単なる飲み会って言いません?」
「何を言う、それが朽木家のひな祭りだ」
そんな白哉のセリフに目眩を感じている一護に、誰にも自分の主張を聞いてもらえなかったルキアが、駄々を捏ねる為に袖を引いて言う。
「なぁ~‥‥一護、モル段も可愛いけどぉ‥‥ウサ段も可愛いと思うのだ」
突然そう言い出したルキアに、一護は聞き返す。
「えっ?」
そんな一護に、ルキアの願いは何でも?叶えてやりたい恋次が言う。
「一護、ルキアがウサ段が見たいってんだから、何とかしろよ」
脈絡もなく、ルキアの意思優先の発言をする恋次に、一護は頭痛を堪えながら聞く。
「じゃ訊くけど、ウサギを集めるのは、誰がやるんだ?」
「勿論、一護、お前だ、俺もルキアも仕事が忙しいからな。それくらい簡単に出来るだろ。お前なら」
「うさぎって、まさかナマモノでか?」
「馬鹿野郎、生き物以外なんてねーだろ」
「いや、生き物は無理」
「だったら、ルキアは、ぬいぐるみでも良いぞ」
「そっかぁ~」
「一護、ぬいぐるみとは?」
「そうだよ。ぬいぐるみってなんなんだよ?」
「コンが入ってた人形のことだ」
「ああ‥‥ねこかなんかみたいな変なヤツ」
「コンが入っていた‥‥アレか‥‥愛らしいとは違うような」
「イイんだよ。アレは子供向けの感性で作ってあるんだから
そこで、一護は、袖を引きながら訴えるルキアも、既に酒が入って酔っ払っていることに気付いた。
「ルキアは可愛いウサギが良いぞ‥‥でも、他の愛らしい動物もあってもかまわぬぞ」
一護は、子供をあやすかのように、向き直って答える。
「そう‥‥なら、簡単だな。その辺の店で買うかぁ‥‥あっ‥でも、俺のサイフじゃキツイかも」
「ルキアが欲しいのなら、幾らでも金子は用意しよう」
「白哉、現世で通用する金あるのか?」
「ある。この前、金山で採れた金を霊子変換装置で、現世で使えるようにしてあるから、それをお前に渡すように、浦原に言っておこう」
白哉のセリフに、一護は苦笑いする。
「あっそ。何がなんでも、俺はルキアのぬいぐるみを買いあさんなきゃないのね」
一護が自分以外の者、それがたとえ尊敬する兄であろうと、話しをぶった切って、訴える。
「ルキアは、一護が持って来るぬいぐるみを、せっせと飾るぞ」
握りこぶしでそう宣言するルキアに、一護は困ったような表情で頷く。
「はいはい頑張って下さい」
そこはそれ、所詮兄妹、自分もかまって欲しい白哉が、再び会話に乱入?する。
「一護、ぬいぐるみを運ぶのがいやなら、お前はぬいぐるみを選ぶだけで良い。あとは浦原に任せることも出来るからな」
白哉の心情をなんとなく読んだ一護は、首を振る。
「いや、俺が運ぶよ。ルキアやれ‥白哉や恋次に会いたいし、岩鷲や花太郎にも会いたいからさ」
自分にも会いたいという都合の良い部分だけを聴き取り、にっこりと笑う。
「そうか、では、そのたびに私がお前を迎えに行こう」
ほんと、白哉ってやすいよなぁー‥ルキアより、有る意味では扱いやすいもんな。
「サンキュー」
自分から意識が離れたことを敏感に悟ったルキアは、ガシッと酒ビンと杯を握って言う。
「一護、飲むのだ」
「いや、酒は‥‥」
「ルキアの酒を飲むのは厭だと言うのか?」
「一護ぉーおめールキアの酒がのめねーって言うのか?」
そう言う白哉や恋次も、気が付けば酒を飲んで既に酔っ払い状態。
一護は、既に今日は現世に帰れない状態な突入していることに気付き、諦め気分で叫ぶ。
「‥‥‥じゃなくて‥‥あーもーめんどくせー飲めばイイんだろ」
これって、ひな祭りなんだからぁ‥‥‥あぁ‥旧暦の3月3日って、何時だったけ?


こうして、ひな祭りは続くのだった。



ラズ・ベリィ&デュー・ベリィも、わからないので、ここでおしまい。

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Author:ブラック・ベリィ
ブラック・ベリィはラズ・ベリィ&デュー・ベリィの二人サークルです。メインは二次小説ですが、オリジナル小説も有ります。剣と魔法のファンタジーなども書く予定です。
現在はブリーチや黒子にハマッてます。

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