小ネタシリーズ8 完現術者と滅却師と死神代行111
ふと、小ネタシリーズのページ数を見て、ラズとデューは生温く笑ってしまいました。
これって、いつも書いていた同人誌のページを超えてるって‥‥‥。
そこで、少しあらすじを書いて、これ以上無駄にページが増えないようにしようというコトになりました。
と、いうコトで、今日の小ネタシリーズをお楽しみ下さい。
小ネタシリーズ8
完現術者と滅却師と死神代行111
一護が事故ったその日から、雨竜は修行で、流し込みを出来る状態にして、一護に滅却師としての基礎知識を与えた。
そして、次の日から遅れていた受験勉強の知識部分を流し込みしたのだった。
その間に、一護の見舞いに来たのは遊子と夏梨の二人だけだった。
一心は死神として、浦原と何かしていたらしく、一護が退院しても家に帰って来るコトは無かった。
一心が不在の間は、黒崎医院は閉じたままだった。
医者としての仕事を全く顧みない、その上で子供の面倒?を見ない一心を、一護と遊子と夏梨は、保護者失格の生活破綻者だと烙印を押したのだった。
茶渡と織姫が見舞いに来たとき、雨竜に命じられていた看護婦達や事務員達が、一護の情報を個人情報保護法の名の下に、一切教えなかった。
その為、二人は一護が空座総合病院に本当に入院しているかも確かめることは出来なかったのである。
勿論、学校で雨竜に声を掛けて、一護のコトを何度も聞こうとたのだが、二人のウチどちらかが雨竜に近付くと雨竜はするりと居なくなってしまう。
それは、精霊達の力によるモノだったので、一応、一般人?の茶渡や織姫にはどうすることも出来なかった。
織姫の探査能力は霊圧を元に、個人を特定するモノなので、霊圧自体を完全に消されると判らなくなってしまうから‥‥‥。
それに、織姫には雨竜が精霊という存在を使役?出来るという情報が与えられていなかったから‥‥‥。
織姫にとって、精霊は物語の中にのみ存在するモノだったから‥‥‥。
かえって、茶渡の方が、織姫並みの探査能力が有ったなら‥‥精霊という存在を信じていたので、見つけることが出来たかも知れない。
学校という格好の情報収集場が有る茶渡や織姫達でも、一護の情報が全く手に入らない。
その為、銀城は一護の情報に飢えていく。
月島の能力で、何度も遊子や夏梨から、一護の記憶喪失の状態や怪我の状態を聞きだそうとしても、雨竜(精霊)と高尾(催眠術)のブロックにより、全く情報を得るコトは出来なかった。
遊子や夏梨に会い会話をしても、二人は一護について一切話すことが無かったのだ。
だが、それを、月島は不自然に思うコトは無かった。
雨竜に依頼された精霊達が、月島に一護を思い出すコトが出来ない状態にさせていたからだったりする。
一護についての記憶がなければ、遊子や夏梨に一護のコトを聞き出すこと事態できないから‥‥‥。
日本には、自然崇拝というモノが有り、ありとあらゆるモノに命(魂)が宿るとされ、九十九神が居ると思われているので、数多の精霊が存在しているのだ。
勿論、時や事象、記憶などを操る精霊なども存在していた。
流石に、月島が一護の情報を一切持って帰って来ないことに疑問を持った銀城が、盗聴用のICレコーダーを保険に持たせ、三人の会話を録音したことによって、やっとコトの異常さが発覚したのだった。
が、それが判っても、記憶を操る筈の月島でさえ一護の情報を得られないので、銀城にはそれ以上どうするコトも出来なかった。
その為に、銀城と月島は一護に会う為ならば、多少の犠牲?を払うと覚悟を決めたのだった。
一護の情報を、見事に隠し切った雨竜によって、銀城は完全に手詰まりとなってしまい、精神的に追い詰められて行く。
そうして、事態は強制的に、雨竜が書いたシナリオ通りに進むのだった。
と、言うところで、今日はここまで、また明日。