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小ネタシリーズ9 ハロウィン24

 小ネタシリーズ9
 ハロウィン24
 一護 恋次 ルキア 遊子 夏梨


 遊子や夏梨が呼んだメンツを考え、自宅でハロウィンパーティーをするなんて怖くて(死神達が酔ってモノを破壊するから)出来ない。

 そう、見切りをつけた一護は、浦原に通称勉強部屋と呼ばれる空間を借りることにした。

 自分達の常日頃のこともあるので、やはり広いところでハロウィンパーティーをしたいと思った浦原は、一護からの要請に快諾したのだった。

 そして、一護は直ぐに勉強部屋を借りて良かったと思うほど、参加人数が鼠算に増えていたことを知ることになる。

 それは、現世に遊びに来たルキアと恋次に押しかけられて判明したことだった。

「一護、遊びに来たぞ‥‥カラオケとかネズミーランドとかに行こう‥‥‥小遣いは心配するな‥‥全額ルキアが出してやるからな‥‥だから‥一緒に行こう」

「そだぞぉー‥一護ぉ‥忙しい俺達が‥休みを合わせてわざわざ来たんだからさ」

 自分に強引な誘いをかけるルキアと恋次に、一護は苦笑して答える。

「カラオケに少し付き合うぐらいなら‥‥オーケーだぜ‥‥今日は、プレーンとチョコのブランディーケーキを何本か作る予定だからな」

 料理をする為に自分の誘いを短時間で済ませようとする一護に、ルキアはちょっと寂しそうに言う。

「ルキアと遊ぶより‥‥ケーキの方が大事なのか?」

「仕様が無いだろ‥‥ハロウィンパーティーで出す料理の準備なんだから‥‥今からこつこつやるしかねぇーだろ。だいたい、ブランディーケーキは、白哉の為に作るんだぜ」

 一護の言葉に、ルキアと恋次は納得して頷く。

 そして、一護を無視して二人で会話を始めるのだった。

「そうか、白哉兄様の為にな‥‥‥そうだな‥こつこつ作るしかないか‥確かに、参加人数が芋づる式で増えているからなぁ~なっ‥恋次」

 話しを振られた恋次は、コクコクと頷いて、増えたメンツを口にする。

「おっおう‥‥更木隊長や草鹿副長、一角さんや弓親さん、射場さんも参加するって言ってたもんなぁ‥‥六番隊からは‥俺と朽木隊長だけだけどさ」

「ルキアの隊では‥浮竹隊長と仙太郎さんと清音さんぐらいだけどぉ」

「十二番隊は、涅隊長とネム副長、それに阿近さんも参加するって言ってたなぁ」

「十番隊は、日番谷隊長と乱菊副長が参加するって聞いたけど」

「九番隊は‥‥‥‥」

「八番隊は‥‥‥」

「七番隊は、駒村隊長が参加するかどうかまだ未定だって射場さんが言ってたなぁ」

「五番隊は、‥‥‥」

 二人の会話から護廷隊の隊長や副長、それに上位の席官が自分達のハロウィンパーティーに参加すると判った一護はかなり慌てていた。


 だぁぁぁぁぁぁ~‥‥‥マジかよぉ~‥‥‥すげぇー増えてる‥‥‥。

 いや、場所は、何をやっても大丈夫な浦原さんの勉強部屋を確保したけどぉ‥‥‥。

 この調子で人数が増えるんじゃ‥‥今のペースで作ってたんじゃ、全然料理の量が‥‥まるっきり‥足りねぇー‥‥。

 でも‥‥どうやったって‥これ以上、パーティー用の料理の材料を買う、そんな金ねぇーぞ‥‥マジで‥‥‥。

 こうなったら、俺の貯金下ろすしかねぇーのか‥‥‥。

 大学の学費用に、こつこつとバイトして貯めたのにぃー‥‥‥。

 でも、死神の仕事を繰り合わせて来たのに、料理が足りないってのは‥‥。

 参加してくれる人達に悪いよなぁ~‥‥‥遊子と夏梨が呼んだんだし‥‥‥。

 冬獅郎とか、現世の料理が楽しみって、はっきり言ってたしなぁ~‥‥‥。

 大体にして‥‥ザルばっか集まるんじゃ、酒の用意だけでも半端じゃねぇー。


 自分達の会話に全然参加しない一護に、ルキアはそこで気が付いた。

「おや?‥‥一護の様子が変なのだ‥‥」

 ルキアの言葉に恋次は一護を見直すと、その視線の先で一護が指折り数えて苦悩している姿があった。

 ルキアと違って、金で苦労したことがたぁ~っぷりある恋次はピンときてしまう。

「ルキアぁ~‥一護のヤツ‥酒とかの金額に苦悩してるんじゃねぇーのか‥‥隊長達って‥‥‥ほら‥‥かなぁ~りのザルだからよぉ‥‥‥」

「ふむ‥‥普段の宴会を考えれば‥‥‥確かに大変な量になってしまうな」

「何とかなんねぇーか?」

「勿論、朽木で酒は全部持とう‥‥‥兄様もザルだから‥‥‥」

「それとよぉー‥‥材料も朽木の領地で取れるモンは出してやったらどうだ?‥‥どうせ余ってるんだろ」
「一護に必要なモノを聞いてみよう」

「それに、現世では、存在しない魚とか動物とか果物も有るからなぁ~‥‥‥」

「うん‥‥それを使って、一護がどんなモノを作ってくれるか‥‥楽しみなのだ」

「浦原さんところに届けておけば‥‥大丈夫だろ」

「浦原のところにモノを届けるなら‥‥朽木のお庭番を配置するしかないな」

「へっ‥‥どうして?」

「馬鹿者‥‥浦原達がクスネルからに決まっておろう」

「マジ?」

「浦原は、護廷隊の人間では無い‥‥それでも‥色々な研究をしている‥‥その金は、駐在する死神との商売や現世の人間との商売で賄っているが‥‥そんなモンで、研究費用が足りるはずなかろう」

「確かに‥‥十二番隊って‥‥金食い虫って言われてるもんなぁ~‥‥‥」

「そうだろう‥‥見張りを置く代わりに‥‥保管料を払ってやればイイのだ」

「ルキア‥‥お前ってば‥朽木の姫‥‥なんだなぁ~」

「何を今更‥言うのだ」

「だったら‥‥一護に、現世の金も手渡して‥‥現世の色んな酒とか食いもんを足してもらうってのは‥‥‥どうだ?」

「おお‥‥それは‥良いな‥では‥今日‥兄様に貰った小遣いを一護にやろう」

 一護は、二人の会話に入るタイミングを無くしていただけで、話しの内容はしっかりと聞いていた。

 だから、お酒も材料もお金もありがたく貰うつもりになっていた。


 そうだよな‥‥白哉にたかる分には‥気になんねぇーよなぁ~‥‥‥。

 あっちじゃ‥一番の金持ちの四大貴族の当主なんだから‥‥‥。

 こっちに存在しない材料を使って作る料理かぁ~旨そう。

 酒も、こっちに無いものなら‥‥親父や竜弦さんも楽しめるだろうし‥‥‥。

 ひより達も来るんだから‥‥酒は‥大量にあった方がイイ‥‥‥。

 日持ちするモンだったら‥‥家にも取り分けて置いてもイイもんなぁ‥‥。

 今回‥掛けた経費を回収出来るなんて‥‥‥ラッキー‥‥。

 でも、白哉に、こっちの現金があるのか?

 

 色々なことを考えて黙っている一護に、ルキアが話し掛ける。

「一護‥‥今回のパーティーで必要な酒とかは朽木で持つから安心しろ」

「サンキュー‥ルキア‥‥助かる‥‥そんなに隊長達が来るんじゃ‥‥ウチで酒を全員に回るぐらいの酒の量を用意するのは無理だからさ」

「それに‥必要な材料を書き出してくれるなら‥‥朽木の領地で取れたものを持って来させるぞ‥‥現世のモノは‥‥たまに薬くさいモノがあるからな」

「ああ‥‥書き出しておく‥‥何時までにお前に手渡せばイイ?」

「何時でも良いぞ‥‥‥ここに‥現世とも通じる十二番隊開発のスマホがある‥‥勿論、現世のインターネットとも通じているからネットサーフィンもメールも大丈夫だし‥‥会話も可能だ‥‥お前にやる為に‥‥兄様が買ったものだから‥‥安心して使え‥‥いくら使ってもタダだぞ」

 そう言って、メタリックブルーのスマホをルキアは一護に差し出した。

 まだ、ケータイからスマホに乗り換えしていなかった一護は嬉しそうに笑って受け取った。

「ルキア‥‥サンキュー‥‥助かる‥‥これで‥お前や恋次や冬獅郎に、何時でも連絡できるな」

 嬉しそうな一護に頷くとルキアが言う。

「兄様に、後で礼の電話を入れてくれ‥‥‥ルキアや恋次や兄様の番号は入れてあるからな」

「ああ‥‥そうする」

「では‥‥一護‥カラオケに行こう‥‥あっと‥その前に小遣いだ‥‥現世の材料を買う足しにするとイイぞ」

「おう‥‥‥」

「一護‥‥金額の確認しておいた方がイイぞ‥‥カラオケの支払いはお前になるからな」

「分かった‥‥‥って‥‥二百万円も有るぞ‥‥‥本物?」

「本物だぞ‥‥朽木の金山で取れた金を、現世の金に交換したモノだからな‥‥‥足りぬなら‥もっと持って来るぞ?」

「あのな‥一護‥お前等の作る料理もイイけど‥‥行列の出来る店のなんかとか‥‥お取り寄せスイーツとか‥‥手ぇー抜くのも‥‥イイと思うぞ」

「そうだな」

「その分‥‥ルキアと遊んで欲しいぞ」

「分かった‥‥んじゃ‥‥カラオケに行くかぁ」

 こうして、新たな情報とお金その他を手に入れた一護は、ルキアと恋次と一緒に遊びに出かけたのだった。


 ハロウィンのパーティーの前日の黒崎家。


 包帯を手に考え込む遊子と夏梨の姿があった。

「‥‥ねぇ~‥夏梨ちゃん‥‥未使用の包帯使うのって‥‥なんかもったいないよね」

「うん‥‥コレを、このまま親父の仮装に使うのはもったいない‥‥患者さんに売れなく‥‥じゃない‥使えなくなるよ」

「‥‥‥でね‥夏梨ちゃん、ここに‥‥もう捨てようかなって思っていた‥あたし達の白いシーツがあるんだけどぉ~‥‥‥」

「イイんじゃないのぉ~‥‥ミイラ男の包帯って‥なんか見た感じ汚れてるもん。まっさらで作る必要ないよ」

「だよねぇ~‥‥」

「ボロぃ感じ出す為に‥‥一兄に手で裂いてもらうって‥どうかなぁ~?」

「それって‥‥イイと思う‥‥それでぇ~血みたいな色をあっちこっちに着けるのは?」

「うんうん‥‥汚れって感じで茶色とか緑色とかも‥‥」

 自分達のアイディアに盛り上がった二人は一護の部屋に向かった。

 そして、差し出されたシーツを苦笑しながら、一護は丁寧に引き裂くのだろう。

 ちなみに、一護の衣装合わせは、数日前に終わっていた。


 そして、ハロウィンパーティーの当日。


 ‥‥‥浦原商店地下の勉強部屋にて‥‥‥。


 一護達や織姫達や雨竜達現世組みが浦原商店に着いた頃。

 既に、現役の死神達や元死神達は、そこに集まって騒いでいた。

 あんなに着ぐるみはイヤだと言っていた日番谷は‥‥‥。

 何故か‥氷竜の姿になっていた‥‥どうやら、むりやり、乱菊が用意して着せたらしい。

 白哉は白地に桜と桜吹雪と一本の刀が描かれた直衣姿で、連獅子の赤い頭をした恋次を従えて立っていた。

 ルキアは、白に吹雪の地織の柄と真っ白な鞘を持つ刀を描いた着物に白銀の長い髪のカツラを付けて立っていた。

 死神達は、それぞれにお金と趣向の凝った姿をしていた。

 そんな中に入ると一護達の姿も、目立たないのは確かだった。

 大天使ミカエルがカブってしまった竜弦と雨竜は、お互いを見ないように背中合わせで立っていた。

 そして、料理と酒が大量に出され無礼講となり夜が更けて行くのだった。



 スミマセン、今日中に終わらせたかったので、パーティーの部分は省きました。

 約一月お付き合い頂き有難うございました。何時か、本にして出すときにすべてを書きたいと思っております。

 ということで、今日はここまで、また明日。

 明日からは、新シリーズの予定です。

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ブラック・ベリィ

Author:ブラック・ベリィ
ブラック・ベリィはラズ・ベリィ&デュー・ベリィの二人サークルです。メインは二次小説ですが、オリジナル小説も有ります。剣と魔法のファンタジーなども書く予定です。
現在はブリーチや黒子にハマッてます。

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